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今年の オークス が終わった。 本当なら、樫の女王の誕生に沸き返るところだが、何とも後味の悪い結果となって スッキリ しない。 本来なら降着だ。 これが一般の レース なら、まず間違いなく。 G I レース での 1 着降着というと、記憶に新しいのが カワカミプリンセス。 エリザベス 女王杯で、ヤマニンシュクル の進路を妨害したことによる降着処分だった。 今日の オークス は、このときの カワカミ よりも、進路が荒っぽいし、被害を受けた馬も多い。 ソーマジック は最初の不利で、内 ラチ まで吹っ飛ばされ、 3 着の レジネッタ は、直線で 2 度に渡ってぶつけられている。 それにもかかわらず、降着は ナシ。 T V 観戦だったが、検量室の映像で池添騎手が説明を受けている画像が出たとき、「降着決定か」 と思った。 だが、到達順位どうりの確定。 何だか釈然としない。 「過怠金 ( 罰金 ) は、かなりの額とられるだろうな」 と思ったら、池添騎手の 2 日間の騎乗停止処分 という発表。 2 日・・・・軽すぎないか。 やっぱり釈然としない。 普通、これだけはっきりした斜行で、被害馬多数で危険だった場合、実行 6 日 だろ。 実は東京競馬場は、こういった審議が多い。 重賞競走での審議の多さ。 しかし、パトロールビデオ を一般公開する今となっても、降着は数えるほど。 明らかに酷いものがあっても、G I だと セーフ になる ケース が多い。 それにはひとつ理由がある。 91 年の天皇賞 ( 秋 ) 。 断然一番人気だった メジロマックイーン の、 1着 降着事件だ。 このときも、審議の時間が異常に長かった。 ファン も、まさか マックイーン が審議対象とは思わず、配当結果が出るのを首を長くして待っていた。 しかし、審議の結果、マックイーン が最下位に降着となり、プレクラス二ー が繰り上がり、カリブソング が 2 着という波乱となった。 この時、自分も競馬場にいたのでよく覚えているが、てっきり マックイーン 1 位だと思って諦めていた穴党と、マックイーン から流していた客が、払い戻し所に詰め寄っていた。 「武 ( マック ) が勝ったから、馬券を捨ててしまった」、「メジロ が何で最下位なんだ」 という ファン が押し寄せたのだ。 審議の時間が長すぎる。 審議対象の馬が放送されなかった。 この 2 点が原因だ。 91 年は、降着制度が スタート した年であり、ファン に制度が浸透していなかった事も、混乱の原因だった。 この混乱で、フラッシュバック のように蘇ったのが、1958年の出来事。 1番人気の馬が スタート で不利を受け、出遅れたあげく大差負けとなった。 それに怒った ファンが馬場に乱入する異常事態となり、警察が出動する騒ぎになった 。 東京競馬場での、J R A の苦い思い出である。 マック の降着劇以降、東京競馬場での G I の降着は、96 年の オークス、ノースサンデー と、昨年の天皇賞 ( 秋 ) の エイシンデピュティ しかない。 しかし、ノースサンデー は馬券圏外。 昨年の秋天は、掲示版外の着順変更であり、勝ち負けに絡む馬ではない。 だから、東京競馬場では、1 着降着は、マック 以降出ていない。 東京競馬場は、リニューアル して キャパシティ が増えた分、警備の難しい場所である。 これだけの広さがあり、建物内も広くなったが、警備の人数は リニューアル 前とは変わらない。 ひとたび、騒動が起これば収拾は難しいだろう。 場所は違うが、以前、中山競馬場の近くで火災があったとき、場内にいた ファン が気づくほどの煙にもかかわらず、アナウンス も何もなかった。 もうひとつ、やはり中山だが、有馬記念の徹夜の列を誘導していた時、順番を巡っての騒動が起こり、この時の警備が悪く、あわやケガ人が出る寸前だった。 今の J R A には、まともな警備は不可能だ。 それを知っているから、J R A は騒動が恐い。 今日の トールポピー は 4 番人気。 2 着は穴馬だが、トール から流していた客は多いと思われる。 降着による騒動は、起こったかもしれない。 写真は、91 年の秋天。 メジロマックイーン。 思えばこの時も、雨だったし馬場も悪かった。 何とも後味の悪かった今日の レース。 来週の ダービー は、スカッ とした気分になりたいものだ。 |
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