「鋼の錬金術師」 # 2 5

第五研究所がらみの人物は、ことごとく死亡か行方知れず。 それでも マルコー の元研究員をあたることにした ヒューズ。 しかし エド は、赤い水や人体から作る 「賢者の石」 の精製方を諦め、別の方法を探るべく、自分たちの先生のもとへ行くことに。
エド たちの旅立ちを見送った ヒューズ は、事の発端、イシュヴァール の内乱から、最近の事件までの洗い直しに入る。 「賢者の石に近づく者は、滅びる・・・」 この言葉の ウラ に気づいた ヒューズ に、マルコー が セントラル に入ったという知らせが入り・・・

とうとう・・・再放送 ラスト です。 だけど

何っ !! こういう終わり方するのか  ? !  ( ゜ △ °; )

うわぁ・・・  どーすべ・・・ /( 。 。 ; )\

ヒューズ が死んじゃうのが、意外でした。 確かにね、大総統の秘書が ホムンクルス ( たぶん ) ですから、ありえない展開ではなかった。 でも、メインキャラ だよね。 何て もったいない ( 爆 ) 。

先に、見終えてからの総論 いかせてください。

第 1 話は見ていないので、第 2 話から この第 2 5 話まで見た感想として、非常によく出来ている作品だと思いました。 これだけ登場人物多いのに、一度も主人公から話を外さない徹底ぶり。 あと、主人公の扱い方の上手さ。 
これだけ多いと、色気出るんだけどね。 よく、押さえこんだと思います。

主人公についてなんですが、よく、こういう重たい テーマ だと、主人公に 「あれも」 「これも」 と背負わせたくなるんですが、そういった 「余分な物」 を徹底的に削ぎ落として、テーマ だけを浮き立たせる。 ただ、そうすると ストーリー の幅がなくなるんで、行き詰まったりするんですが・・・スタッフ の勝ちですね。 主人公の動きが洗練されてるので、ストーリー 上での 「無理」 がなかった。 このあたりは、お見事でした。

エド の デザイン についてなんですが、ちょっと ビックリ したのが 「色」 。 金髪に赤い コート はいいんですが・・・黒い服が ビックリ でしたね。 アニメ の セオリー に反するんですよ。 黒って、だいたい 「悪役」 なんですが。 
それと、作画が大変なんです。 関節とか、服の シワ とか、普通 実線 ( 黒い鉛筆の線 ) で描くところが、全部潰れるわけですから、ハイライト 用の枠線で囲まなくちゃいけない。  

これ、マンガ だと逆に映えるんです。 白黒の世界ですから。 ただ、アニメ ではどうかなぁ・・・と思ってたんですが・・・以外な効果が出ましたね。 エド という キャラクター に、「重さ」 を感じるんです。
右腕と左足が 機械鎧 でしょ ? 。 グレイッシュ なんで、明るい色の服だと、腕に負けちゃうんです。 で、この 「重量感」 に勝つために、服をより重い色の 「黒」 にした。 そしてもうひとつ、キャラクター の持つ 「運命の重さ」 。 これを表すために、服を黒くしたわけです。
なかなか考えて作られてますね。

長々書きましたが、第 2 5 話の感想です。

今までずっと、エド 中心で流れていた話ですが、この回だけは ヒューズ の話になりました。
ヒューズ に限らず、軍の人間 ( 一部を除く ) は、エド を純粋に軍人として見てないですね。 その代表格が ヒューズ。 世話をやきたがるのは、エド たちがまだ子供だから。 

ヒューズ という キャラ、登場回数も多いです。 それは、この キャラ が 普通の軍人の代表格でもあるからです。
錬金術師ではない、普通の人間。 家庭を持っていること。 一応管理職の、社会人であること。

錬金術師だけの バトル の展開ばかりだと、話の リアリティー がなくなるんです。 こういう 普通の人間が絡むことにより、話に深みが出る。 この話が 「重い」 のは、こういった 「普通の人間」 犠牲になるから。 ヒューズ は犠牲になったわけです。 ひどい話だけどね。

ヒューズ を徹底的に 見せて・見せて・見せて・・・殺す。 この回、演出が大人しいから 「 ? 」 と思ったんだけど、ストーリー を重視したんですね。 ヒューズ の最後の回だから。 絵の方も、力が入って とても キレイ でした。

後、もうひとつの エピソード として、マスタング の過去の シーン が出ました。 イシュヴァール の虐殺の件あたりから、いつかは、このあたりの話は出ると予想してましたが・・・まさか、ココ で持ってくるとはね。 これは、脚本の勝利なのかな ? 。
やっぱり、「傷」 を抱えてたわけか。 エド に対する理解の仕方・・・とでも言うのかな。 あまりにも、すんなり 「禁忌」 を犯した人間を受け入れるから、「何でだ ? 」 とは思ってたけど、自分も禁忌を犯してたのか。
かと言って、「同病あいあわれむ」 ではないんだよね。 この人も、エド の可能性を信じてるんだ。 だから、感情に走る。 ヒューズ もそうなんだけどね。 しかし、もったいないなぁ・・・。


えー   また、技術面は 「技術編」 につづきます。 今後のことも含めて・・・

この記事へのコメント

内海
2005年10月01日 13:25
技術編がすごい書き込みの量だったのでこちらに。
ヨウさんご返事ありがとうございます!!これ以降から完全オリジナルになるので「鋼の錬金術師」であってそうでない、って展開です。アニメはいろんな謎(例えばホムンクルスってどうやって出来たとか)が解き明かされていますが、原作では全然まだまだ謎ばかりです。アニメも見つつ原作も読まれるんですよね~?なんか記事の感じが少し変るのかな?とも思ってちょっとそれも楽しみです。週一回のささやかな楽しみがなくならなくって良かったです。では、頑張ってください!!
2005年10月01日 20:47
内海さん。ありがとうございます。
>これ以降から完全オリジナルになるので
僕の場合は、原作読んでなかったので、最初からオリジナルと同じ感覚で見てました( 笑 ) 。だからおそらく、この後も「スンナリ」だと思います。でも、その前に原作は読みますけど(^ ^ ;)
どういう展開になるか、ホント楽しみです。( 個人的には、ホークアイに引き取られた、ブラックハヤテのその後が気になる・・・無事に育っているのだろうか・・・とか。  って言うか、そのシーンは出るのか ?! )
応援ありがとうございます。それでは、また来週 !!
内海
2005年10月02日 02:21
こんばんわ。ところで、エドの洋服についてですが、黒い色っていうのはアニメだと「悪役」のイメージなんですね?知らなかったです。私はてっきりエドは学生さんくらいの年齢なので学生服みたいな清楚(男の子には使わないかも?)な感じで見ていました。999のメーテルもどっちかって言うときれいなイメージがあります。あと金髪ですが、男の人はどうゆう風に思われるのかよく分かりませんが、少女漫画的には金髪と言えば「美少年」ってイメージがありました。エドは美少年じゃなくてただの外国人って感じですけどね。実は私もアニメから先に見ました。原作は小学館漫画賞を取ったのを知って、小学館以外の媒体でこの賞取るくらいなんだから面白いのかな?と思って買ったけど、ずっとおきっぱなしで読んでなかったんです。あまり原作に思い入れがない分アニメも漫画も楽しめました。さて、ハヤテ号ですが原作でその後が見れますよん。ではでは、また木曜日に!!
hamo
2005年10月02日 10:54
こんにちは。エウレカがまだだったのでこちらを読んでいました。

原作の漫画を読んでいない視点からの感想がおもしろいです(私はつい比べてしまうので)。
アニメ放映が始まった最初の頃は、余計な手の加えられたキャラクターの性格や話が好きではなかったのですが、絵と動きがきれいで見ていました。見続けるうちに「漫画とアニメは別軸で進んでいる世界」と区別してアニメも楽しめました。
再放送が終わっても続けてくださるとのことでよかったです。
いずれは映画版の感想も読めたらと思っています。
hamo
2005年10月02日 10:56
すみません追記です。
できれば原作を読むのはアニメ最終話を見終わってからがいいな…と個人的な意見です(苦笑)
ヨウ
2005年10月02日 13:57
内海さんへ。そうですか、ハヤテのその後は原作にあるんですね。楽しみがふえました。服の色についてですが、アニメに限らず服飾のカラーテキスタイルにあるんです。
ヨウ
2005年10月02日 14:03
つづきです。黒のイメージは「闇」とか、ダークなものが多いです。だから、あまり主人公には、使われないです。松本零士さんは、例外ですが(笑)。それでは、また来週。
ヨウ
2005年10月02日 14:13
hamoさん。コメントありがとうございます。エウレカの更新が遅れているのは、自分が今、競馬場にいるからで・・・(^^ゞこのコメントも、競馬場から飛ばしてます。
ヨウ
2005年10月02日 14:19
つづきです。じつはもう、原作買っちゃいました。これから読むんですけど(^^ゞやっぱり、ココから行かないと。そういうワケで、来週の更新をお楽しみに!それでは!(携帯からで、失礼します)
HIRO
2005年10月02日 17:12
いや~、ヨウさんがまだ記事を続けることが本当に嬉しいです。僕はDVD持っているんですが、所持してしまうと中々見ないんですよね。けどヨウさんのおかげで技術面での見方などを確認する楽しみができ、毎週DVDを見るようになりました。やはりアニメって良いですよね~。これからも応援しています。
2005年10月02日 21:33
HIRO さん。コメントありがとうございます。
>記事を続けることが本当に嬉しいです。
ありがとうございます。(^ ^ゞ いゃあ・・・やっぱり気になって。 どうしても、この後が知りたくて、結局つづける事にしました。 それに、このスタッフは、仕事が出来ますから、徹底的に アラを探して・・・もとい、ピックアップをしていこうと思ってます。
応援ありがとうございます。また、読んでやってください。
m( _ _ )m
歌猫
2005年10月07日 14:43
ヨウ様こんにちは。歌猫Blogの歌猫と申します。
解説継続決定、ありがとうございます!
嬉しくて自分のブログに記事を書いたのですが、時間がかかって今日(10/7)付け記事となってしまいました。ご報告させていただきます。

私は原作ファンなのですが、ヨウ様の記事を読んでアニメの良さを再認識しました。物語が重くて強いので脚本に気を取られ気味でしたが、アニメって脚本なんて一部分なんですよね。その上に誰かが絵をつけ、誰かが色を乗せ、誰かが動かしている。その誰か、の一人一人の、手を抜かないこだわりが、アニメの質の高さに繋がっているのだなあと。

そして、原作を読んでくださって、ありがとうございます!嬉しいです~♪
アニメーターから見た原作って、どんな風なのかしら。原作感想もお時間がありましたら、ぜひ綴っていただきたく。お待ちしています。
これからも毎週木曜日を楽しみにしています!
2005年10月07日 19:17
歌猫 さん。コメントありがとうございます。
>解説継続決定、ありがとうございます!
いや・・・あの終わり方じゃなかったら、半年 待つつもりでした ( 笑 ) 。終わったとたん 「ちょっと待てーーーーっ !! 」って叫んじゃったくらいですから ( 爆 ) 。
>その誰か、の一人一人の、手を抜かないこだわりが、アニメの質の高さに繋がっているのだなあと。
アニメって、チームプレイ なんですよ。ワンマン な方も確かにいるけど、スタジオ 内で危ない人がいれば、全員で ヘルプ に行くし。たった 1 カット を、10 人くらいで協力して仕上げることもあります。それが クォリティー にも繋がってるんだと思います。
>アニメーターから見た原作って、どんな風なのかしら。
これは、後日 必ず書きます。今、書き始めてるんですが、はてしなく長くなりそうなので、要点だけピックアップしています。お楽しみに。
>これからも毎週木曜日を楽しみにしています!
ありがとうございます。つたない文章ですが、また読んでやって下さい。
m( _ _ )m


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