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zoom RSS 銀の匙 ( 荒川 弘 著 )

<<   作成日時 : 2011/12/07 15:52   >>

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北の大地 「大蝦夷農業高校」 に入学した 八軒勇吾。 進学校から一般入学で酪農高校に入った彼だったが、その学園 ライフ は カルチャーショック の連続。 詰め込み式の成績至上主義とは正反対の生活に、翻弄されっぱなしだった。 牛馬や家畜たちに囲まれ、次第に アグリカルチャーナイズ されていく自分に戸惑う日々が続いて行く。



2巻目発売目前ですが、1巻目の レビュー です。



「鋼の錬金術師」 の荒川 弘 氏の作品。 「鋼」 とは ジャンル も作品発表の フィールド も一新。 正に心機一転と言うところだろうか。

ご本人 ( 作者 ) が農業体験者とあって、細かい ディテール の描写がはんぱない。 この描写の上に乗って動く主人公以下、個性的な登場人物たちのやりとりが面白いし、コメディ だけど どこか 「リアル」 が何となく読者を引っ張って行く。

これがこの作品の人気だと思う。

無論、前作 ( 「鋼」 ) からの読者が着いているというのもあるが、この作品、他の同系作品とは少し違う視点を持っているので、そのあたりも人気なのではないか。

「農業」 や 「酪農」、「家畜」を 扱った マンガ は数あれど、農産物や家畜が 「生産品」 という表現を使っているものは少ない ( と、思う ) 。

キャラ の セリフ のやり取りで説明し、軽く 「オブラート」 に包む表現はあれど、ストレートに 「経済動物」 を前面に出すのは珍しい。

一見、残酷に映るが、人間社会においての動物・植物の位置づけ ( 自然・野生・保護以外 ) を考えるとこれが現実である。 ただ、今まではそれが オフレコ だったが メディア が発達した現在では、教育段階でも知るようになった。

それでも、映像等の ビジュアル ではやはり 「残酷」 と映るのか、マンガ や映像でそれを表現するのは押さえられてきたが、「銀の匙」 では臆する事なく サラリ と出してきた。

それはこの作品が、農業高校を舞台にしてはいるが本筋が 「食品生産」 を ベース にしているからで、その現実を見つつ、自分の行く道を見失っている主人公がこの先何処へ向かうのかが テーマ になっているからだ。

一読すると、学園 ラブ・コメ だが ( ギャグ 表現満載で、「鋼」とは逆作品 ) 、本筋はけっこう ハード だと思う。

ギャグ 表現が強いので、シリアス 派にはうるさく映るかもしれないな。 だけどこの作者、ギャグ がやりたかったのかもしれない。 前作でも ギャグ 表現はあったけど、作品全体からすると パーセンテージ は低い。 コッチ は ギャグ が メイン の造りになっているけど、どこも無理がない・・・と言うか、溜め込んでいたものが一気に弾けたという感じで清々しい感じがする。

ギャグ を描いている時の、キャラ の線の走りっぷりが気持ちいい。 ペン 先が一回も引っかかることなく、スイスイ 流れる感じの線 ( マンガ 描いた人じやないと解らない表現で スマソ ) 。 ノリノリ で描いている感じがよく伝わる。

この作品も、前作同様 代表作 になる感じがする。


もうすぐ 2巻目。 続きが楽しみです。








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