進撃の巨人 # 13

巨人の意識に飲み込まれ、本能のまま人間に拳を振るう エレン。 異変を知った アルミン は、急所である項に剣を立て説得する。 エレン、君は何故 壁の外へ出たいと思ったのか・・・と。


ガルガンティア の感想にも書いたけど、「修正するからいいや」 で作業する訳ないんだ。 修正作業の方が大変って知ってるしさ、本編が キチッ と出来ていれば修正は必要ないという事も分かってる。

スケジュール が破綻してるんだろうなぁ。 本編 ⇒ 修正 ⇒ 本編 + 同時進行で修正 ⇒ D V D 用新作作業 +本編 + 修正作業 。 こんな感じの 「雪だるま」 作業じゃないかと思う。

準備期間はあったはず。 それがここまで追い込まれるのは 「画の密度」 が スタッフ の首を絞めてるんじゃないかな。

何度も書いてるけど、この作品 トレス 線が独特。 人物・顔の輪郭線など、所々線を太くして 絵に独特の雰囲気を出している。

今の アニメ は P C 処理なので細く均一線の方が処理しやすい。 入り抜きのあった セルアニメ の頃は、動画用紙の上に カーボン と セル を乗せ機械で熱転写してたので、線が所々切れていても彩色作業に支障ない。 入り抜きとは、 凸凹した輪郭を描くとき、山に向かって段々太くするのが 「入り 」、谷に向かって段々線を細くしていくのが 「抜き」と言う。 
ところが P C だと線の切れ目は大きな痛手。 均一の方が、切れた部分の修正が楽だからだろう。

この作品、昔の入り抜きの ルール に則ってないけど、ここまで強弱をつけるのは 大きな冒険だね。 スタッフ にとっては 「諸刃の剣 」 だろうけど。


ただ、 セルアニメ の頃も今と同じで スケジュール カツカツ だった。 だけど映像媒体のための修正作業ってなかったから、完成した ビデオ が当日納品でも次の話数への影響って少なかった。 
系列会社で ローテーション 組んでた事も大きかったと思う。 昔は東映系列 ・ 日 アニ 系列 ・ サンライズ 系列 とか、会社ごとに系列の下請け ・ 孫請け持ってたしね。
もちろん今でも、お抱えの下請けはあると思うし、班を組んでの ローテーション で回してると思う。 

今は系列の垣根がないし、基本、仕事が来ればやる体質のようだ。 作品ごとに人を拘束するのも あたりまえ になってる。

昔と比べると、今の アニメ の画の クォリティ が格段に上っているのも、作業を困難にする原因なのかもしれない。 どこかで見たけど、この画であの動きを描くなんて劇場 アニメ ならまだしも、T V でやるなんて自殺行為とか言われてるし。

一番の問題は、どこで スケジュール が詰まるかだな。 こればっかりは当事者じゃないと分からない。



これだけ大変なのに、がんばる作画兵団。 

ジャン を助けるために地上に降りる マルコ。 立体機動を使って着地の際、膝・足首の動きに気を使って柔らかく トン・トン という動画に仕上げている。 神経使わないと、この動きにはならないんだよな。 
この後の ジャン の立体機動 カット とか、ミカサ の地面に一旦 ズザー っと滑り込む動きは、ほとんど原画だけで動いてる。 原画 マン が相当に ガンバッタ し線の勢いからするとかなり気合入れて作業してる。

大岩持ち上げて運ぶ巨人 エレン の足だけの カット も、関節・骨格にかなり気を使ってるから、動き・デッサン が上手い。 煙の エフェクト の切り方も上手。 煙って、フォルム をいかに キレイ に切って消すかが重要なんです。 ゴム みたいに伸ばしても ダメ、紙を切るように短すぎても ダメ。 いかに すんなり切って、フワリ と消して行くか、加減が難しい動きなんです。


来週は総集編のようで、ちょっとは何とかなるのかな ? 。 深夜 アニメ って、ゴールデン と違って野球中継の助けがないしなぁ。 昔はこれで助かってたよ、確かにね (^ ^ ;

とにかく、スタッフ は一生懸命 ガンバッテ る。 何とか 踏ん張ってくれ、作画兵団 !!!










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