寄生獣 # 1

地球上の誰かがふと思った。 人間の数が半分になったら。 100 分の 1 になったら。 森も焼かれず、流れ出る毒も減るのでは・・・と。

アニメ 「寄生獣 セイの格率」公式 サイト


作品が発表されてから、四半世紀たっての アニメ 化。 原作既読者だけど、今になっての アニメ 化には正直驚いている。 高い評価を受けている原作だが、残酷描写が多く映像にするには難しいと思ってた。 深夜枠での アニメ 放送という事が映像化を可能にしたのかな。 「進撃の巨人」 の成功もあるのか。 これはこの後の結果次第だと思う。

本題に行く前に少々前置き。



※最初におことわり
自分の感想は アニメ の技術面の レビュー が主ですが、アニメ が P C 処理になる前に アニメーター を退いてますので経験者、現役から見ると、 ヌルイ・痛い 感想になってます。 ご注意を。




キャラ の デザイン が変わった事で批判が上がっているけど、原作の絵は非常に古臭く時代に合わない。 古い絵でやってみても面白いと思うが、動画が映えないと思う。

原作者の岩明均氏の描く キャラ は いわゆる 『劇画調』 の絵で、現在の漫画界に蔓延しているものとは正反対の画風だ。 ストレート に言うと古い画。 
 『画』 としては面白くとも、動きに 『映え』 がなくなると思う。 こうすると、せっかく アニメ にした意味がない。 画を変えて華を持たせるのは自然な流れと言える。

もうひとつ、原作の画では動かし辛い。

原作の絵は非常に硬く、直線的な フォルム が多く人形のようである。 これを無理やり動画にしようとすると、ロボット が動いているような動きになると思う。
アニメ として動きを作る場合、重要になるのが連続する画で立体的な動きを作り、それが自然な流れになるということ。  カチッ とした画では機械的な動画しか作れず、『人の演技』 を作るのは難しい。 そうなるとどうしても不自然な映像になるので 、線の整理と変更が必要となってくる。

ただ、この作品の キャラデザ は輪郭線だけ原作と似た感じにしてある。 「岩明均」 風とでも言うのかな。 O P ラスト で出る シンイチ の デザイン は原作絵に近い感じになってる。 原作既読者だけど、キャラ の改変に不満はない。


今になっての映像化で驚いてるが、原作を読んだ時から 「アニメ にしたら面白そう」 とは思っていた。

原作既読者は分かると思うが、漫画では所々映像を意識した コマ がある。 それは臨場感を出す原作者の演出だが、テレビ の カメラワーク を ヒント にした箇所が確かにある。 こういった カメラワーク 的な描き方は他の漫画家もしているが、大 ゴマ ・ 連続 コマ を使う作家は少ない。 「無限の住人」 の沙村広明氏ほどではないが、見せ方 ( 演出方法 ) として カメラ を意識している作家ではある。

映像的な絵の造りをしてるので、アニメーター が動画を作ったら楽しいなと感じてた。

1話の感想として、話は駆け足だがうまく纏まってると思う。 動画も ミギー の メタモル を動画で魅せるための研究がなされており、面白く魅力的な ミギー に仕上がってた。 ミギー の声には驚いたが、動画と合わせて見た感じでは ボカロ っぽくて有りだと思う。 逆に得体の知れない感じがして イイ んじゃないか。


2 クール 予定で恐らくかなり話を 「端折る」 と思うが、この先も視聴しようと思う。

アニメ の クオリティー が落ちない事を祈りたい。







新装版 寄生獣(1) (KCデラックス アフタヌーン)
講談社
2014-08-08
岩明 均

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 新装版 寄生獣(1) (KCデラックス アフタヌーン) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック